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- マンガでわかる通信制高校



※1学校数・生徒数ともに増加する通信制高校
少子化が進むなかでも、通信制高校に通う生徒は近年急増しています。特に2017年度以降に大きく増加し、2020年度は前年度比で約1万人増となる206,948人になりました。それに伴って学校数も増加し、全国に257校(うち公立78校、私立179校)、サテライト施設(サポート校・技能教育施設など)は全国で2,860か所にも及びます。通信制高校が時代にあったコースを設置したり、魅力的な授業を実施したりと様々なニーズに対応してきたことが理由のひとつです。今では進路のひとつとして積極的に選ばれるようになっています。


※2学習スタイルは自分で選べる
通信制高校では学習方法や登校日数に対しての選択肢が幅広い為、自分のペースで学ぶことができます。全日制高校と同じように週5日通うコースもあれば、オンラインによる自宅学習が中心となるコースもあります。また週2~3回の通学と自宅学習を組み合わせて進めていくこともできます。将来の夢のための取り組みや、アルバイト、校外活動などと日々の学習を両立できることが通信制高校の大きな魅力のひとつだといえます。
※3自由な時間に学べるオンライン学習
最新のITツールを活用した教育システムが導入されており、授業は主に動画を通して受講することができます。最近では効果的な映像により、楽しく学べるものが増えています。さらに授業を録画配信している学校では、自分の生活リズムに合わせた学習ができ、わからない箇所を繰り返し見ることもできます。疑問点はオンライン上で先生に相談したり、行事などを通してできた友達に連絡して解決する人もいます。

※4充実した支援制度
私立の通信制高校に通う場合でも、国や都道府県からの助成金が充実しています。国の支援制度としての「高等学校等就学支援金制度※1」は一定の条件を満たした場合に支給される返還不要の授業料支援制度※2で、最大で年間297,000円が支給されます。また東京都独自の助成としては、都が認可する私立通信制高校対象の支援制度があります。こちらは国の支援制度とも併用が可能です。
※1:詳細については文部科学省ホームページをご覧ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1342674.htm
※2:保護者の年収目安が約910万円以上の場合は制度の対象外となります。
支援金は直接学校に対して支払われ、単位履修料と相殺されます。
施設費、教材費等は含まれません。



学校生活を支える様々なサポート体制
通信制高校の多くでは常駐する専任のカウンセラーや、生徒の心に寄り添うカウンセラーの資格を持つ教員が、一人ひとりについてきめ細かく学校生活をサポートしてくれます。またソーシャルワーカーや特別支援教育コーディネーターなどを配置し、生徒だけではなくその家庭についても多角的支援を行う学校もあります。