通信制高校人気の秘密

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通信制高校とは?

そもそも通信制高校って何?

高校には原則として毎日登校する「全日制」、昼~夜の決まった時間に登校する「定時制」、通信教育とスクーリングで学ぶ「通信制」という3つの区分があります。
毎日学校に通う必要がなく、自身のライフスタイルにあわせて学び方を選択できる通信制高校は、多様化するニーズに応える[新しい学びの場]として人気が高まっています。

全日制高校 定時制高校 通信制高校 技能教育施設 全日制高校 定時制高校 通信制高校 技能教育施設

通信制高校には留年がありません!

※単位制の場合

多くの通信制高校では、[単位制]が採用されているため、いわゆる「学年」の概念がなく、留年することはありません。

【 全日制 】の場合… 【 全日制 】の場合…

【 学年制 】では…

学年ごとに必要な単位数が定められており、それら全てを修得できなければ留年となります。留年した場合は、その学年の単位全てを取り直しとなります。

【 単位制 】では…

学年の区分がなく、卒業までに定められた単位数を修得します。1年間に最低何単位という決まりがないため、留年はありません。さらに通信制高校では、前籍校で修得した単位数を引き継ぐこともできます。
例えば、全日制高校で進級が難しくなった場合でも、通信制高校に転入・編入し残りの単位を修得すれば3年間で卒業できる場合があります。

通信制高校の卒業要件

通信制高校は以下の3つの要件を満たせば卒業することができます。

①3年間以上の在籍

学校教育法により、高校卒業には3年間の在籍期間が必要と定められています。したがって単位を早めに取り終えた場合にも、通算3年間は学校に在籍する必要があります。通信制高校へ転入・編入する場合、前籍校の在籍期間も3年間に含まれます。

②74単位修得

通信制高校では国語・算数などの[必履修科目]に加え、自分の興味関心、進路希望に応じた[選択科目]を履修します。
各科目ごとに[レポート][スクーリング][単位認定試験]の3つをクリアすると単位を修得できます。

レポート

いわゆる宿題のようなもの。穴埋め問題や教科書の内容を要約する簡単な記述式問題が一般的です。

スクーリング

学校やスクーリング実施施設に行き、対面指導を受けます。スクーリングの日数や内容は学校・科目により異なります。

単位認定試験

単位を認定してもらうための最終テスト。先に[レポート][スクーリング]をクリアしていることが受験条件となります。

③30単位時間以上の特別活動参加

特別活動とは、ホームルームや学校行事、部活動や生徒会活動のことを指します。1単位時間は50分です。
多くの通信制高校ではスクーリングにあわせて特別活動が行われています。

高校卒業資格は全日制高校と同じ!

卒業すれば全日制高校等と同様、正式な高校卒業資格を持つことができるため、 通信制高校の卒業歴がその後の進路選択において不利になることはありません。通信制高校の卒業生は大学・短大・専門学校への進学や、就職、留学など様々な道へ進んでいます。

大学・短期大学
専門学校
就職・公務員
起業・フリーランス
海外留学

スクーリングについて

通信制高校の卒業要件として、学校・コースにより定められた日数を登校する必要があり、これをスクーリングといいます。自宅学習がメインの場合でも年数回程度は学校に行かなければなりません。
スクーリングでは主に、学習理解を深めるための対面授業が行われます。学校によっては部活動や課外活動を行う場合もあります。また学習や進路について先生に相談をしたり、同世代の仲間との交流ができる機会でもあります。

こんな人が通信制高校を選んでいます

ここまでで通信制高校がどんな学校か少しイメージしていただけたでしょうか。
皆さんは学校に対してどんな希望がありますか? 様々なニーズに応える通信制高校の学びについてさらにみていきましょう。

通信制高校を取り巻く今

年々増加する通信制高校生

近年少子化が進むなかでも、通信制高校に通う生徒は急増しています。特に2017年度以降に大きく増加し、2023年度は264,974人となりました。これには通信制高校が様々なコースの設置や魅力的な授業を実施し、多様化する学びのニーズに対応してきたこと、また通信制高校がいち早く導入してきたオンライン学習が、コロナ禍の中で注目をあつめた事などが理由としてあげられます。通信制高校は今では新しい進路の選択肢として積極的に選ばれるようになっています。

【 通信制高校生徒数推移 】
【 通信制高校生徒数 】
12人に1人が通信制高校生!

通信制高校への進学を希望する生徒の増加に伴い、新たに学校および関連施設も年々増加しています。

【 通信制高校学校数 】 出典:文部科学省「2023年度学校基本調査(8月23日現在)」

通信制高校の学び

入学時期と入学条件について

通信制高校への入学に年齢の上限はありません。中学校またはこれに準ずる学校を卒業、もしくはそれと同等の学力を認められた人であれば誰でも入学することができます。ただし、既に高校卒業資格を持つ人は入学できません。
入学には「新入学」「転入学」「編入学」の3つの区分があり、それぞれの入学時期は以下のとおりです。

新入学

新入学とは、中学校を卒業してから高校に入学したことがない人が対象です。多くの通信制高校では2学期制が採用されているため、4月と10月に入学が可能です。

転入学

転入学とは、現在高校に在籍している生徒が、新たに別の学校に入学すること(いわゆる転校)です。公立の通信制高校では4月と10月に転入可能な場合が多く、私立の場合は随時受入れる学校が一般的です。全日制高校から通信制高校へ転入する場合、前籍校を転出した時点で取得済の単位全てを引き継ぐことができます。

編入学

編入学とは、高校を中退した人が再度高校に入学することです。学期の始まりである4月と10月に編入学を受け入れる学校が一般的です。全日制高校を中退して通信制高校へ編入する場合、前の学年の単位までしか引き継ぐことができません。

登校スタイルは自分で選べる!

通信制高校は登校日数や学習方法の選択肢が幅広いことが特長です。自宅学習をメインに年数日スクーリングに行くコースから、週1~3日登校するコース、毎日登校するコースなど、学校によって様々な選択肢があり、自分の生活にあわせた学習スタイルを選ぶことができます。自分らしく学校生活を楽しみたい人、アルバイトと学習を両立したい人、将来の夢のために時間を使いたい人、自分のペースでじっくり学習を進めたい人などなど...様々な人たちが通信制高校を選んでいます。

通学タイプ
通学+自宅学習タイプ
自宅学習タイプ

オンライン学習とICT教育

通信制高校では、早くからインターネットを介したオンライン学習が取り入れられています。リアルタイムでの授業配信や、オンデマンド動画教材の視聴、学習アプリの活用などで、場所を選ばず自分のペースで学習を進められます。また学校での授業にもパソコンやタブレットなどのデジタル機器を導入し、効率的に学習できる環境を整えている学校がたくさんあります。

※ICT教育とは…教育のデジタル化。インターネットやデジタル機器を活用した教育のこと。

通信制高校の多種多様なコース

通信制高校には国語・数学などの教科のほかにも、様々な専門分野を学べる学校があります。専門コースのための特別な設備を整えていたり、企業や大学・専門学校などと協力して実践的な授業を行う学校も少なくありません。
将来の職業選択に繋がる様々なコースが用意されているのも、通信制高校の大きな特長の一つといえるでしょう。

社会的自立に向けたキャリア教育

キャリア教育を端的にいうと、「一人一人の社会的・職業的自立に向けて、必要な能力や人格を育てる教育」です。具体的には社会見学、職場体験、インターンシップ、ボランティア活動などを通じて社会と関わり、将来の職業選択や自分らしい生き方の発見に繋げます。多くの通信制高校では企業などの学外組織とも連携し、キャリア教育を積極的に行っています。

進学に向けた取り組み

通信制高校においても大学や専門学校への進学率は高くなっており、難関校を含めた進学実績も年々広がっています。また通信制高校を指定校推薦の対象とする学校も増えています。進学に特化したカリキュラムを組む専門コースの設置や、一般入試に対応した受験指導の実施、塾や予備校と提携して受験対策授業を行うなど、自由度の高い通信制高校の仕組みを活かして進学をサポートする様々な取り組みがなされています。

様々なサポート体制

学習についてのサポート

通信制高校に入学を希望する人の中には、学習に対して苦手意識があったり、自主学習をきちんと進められるか不安な人もいるかもしれません。一般的に通信制高校では一人ひとりの学習レベルに応じて指導が行われるほか、オンライン教材で繰り返し学習が可能なため、苦手な科目やつまづいている箇所をきめ細かくクリアしていくことが可能です。また自宅で学習する生徒のモチベーション維持の為に、インターネットのチャットツールなどでいつでも学習相談ができる学校もあります。

中学からの
学び直し

中学までに不登校などで学習出来ていない部分があったり、高校の学習についていけるか不安な場合は、中学からの学び直しができる学校が増えています。

個別指導
少人数制授業

担任の教師が一人ひとりの学習状況を把握し、個々のレベルに応じたカリキュラムの作成や個別指導などで、学習をきめ細かくサポートしていきます。

オンラインでの
学習サポート

自宅学習を進める場合にも、困った時はチャットなどで教師に質問できたり、個別カウンセリングやオンラインでの双方向授業が行われる学校もあります。

ICTを活用した
学習

スマホやタブレットを導入し、リアルタイムでの授業配信や、オンデマンド動画教材の視聴、学習アプリの活用などで効率的に学習を進めていきます。

学校生活についてのサポート

通信制高校には、様々な悩みや問題を抱えて入学する人も多いため、そういった一人ひとりの事情に対応できる体制を整えている学校が多くあります。例えば専任のスクールカウンセラー※やカウンセラーの資格を持つ教員が、生徒の悩みや相談にこたえてくれたり、登校することが難しい生徒には家庭訪問支援を行う学校もあります。また、心や身体に特別な配慮が必要な生徒に対しての支援を行う学校もあります。

※スクールソーカウンセラーとは…教育機関において心理相談業務を行う専門職。生徒のメンタル面をサポートします。

家庭に対するサポート

通信制高校では、生徒が安心して学業に専念できるよう、その家庭や生徒を取り巻く生活環境に対する支援を行う学校もあります。具体的な例としては、スクールソーシャルワーカー※を配置し、教育と医療・社会福祉等の関係機関、地域との連携の中で様々な問題解決に取り組んでいます。

※スクールソーシャルワーカーとは…教育分野に加え、社会福祉等の専門知識・技術を有する専門職。問題を抱えた生徒に対し、環境面からの支援を行います。

学費と支援金制度について

通信制高校への進学を考えた際に気になることの一つが学費ではないでしょうか。公立の通信制高校は全日制高校に比べて学費が安いことがメリットです。私立の通信制高校の場合、授業内容や設備が充実している分学費が割高となる傾向はありますが、コースの選択や公的支援金制度の利用によって学費の負担を抑えることが可能です。

学校やコースにより異なりますが、一般的に登校日の少ない自宅学習中心のスタイルでは、設備費等の額が小さいため経済的負担も少ない場合が多く、学校やコースによっては授業(受講)料が履修科目に合わせて設定されるケースもあり、様々な条件の中から入学を検討することができます。

高等学校等就学支援金制度について

「高等学校当就学支援金制度」は、高等学校等に通う生徒がいる世帯を対象に、国が行う返還不要の授業料支援制度です。一定の条件を満たすと受給することができます。2020年4月1日の制度改正からは、私立通信制高校の授業料支援額が引き上げられ、通信制高校の授業料の実質無償化が可能となりました。※無償になるのは年収約590万円未満の世帯

【受給資格】

  • 日本国内在住であること
  • 高校等(高専、高等専修学校等を含む)に在学中であること ※高校等を卒業または修了した方は制度の対象外
  • 高等学校に在学した期間が通算36ヶ月(定時制・通信制等の場合は48ヵ月)未満であること
  • 世帯年収目安が910万円以下であること ※世帯年収が910万円以上の世帯は制度の対象外

支援の対象となる世帯の年収目安(私立通信制高校に通う生徒がいる世帯)

※2020年7月以降の新判定基準による算出

※子について中学生以下は15歳以下、高校生は16~18歳、大学生は19~22歳の場合

※給与所得以外の収入はないものとし、両親共働きの場合、両親の収入は同額として計算した場合

制度について詳しくは文部科学省のサイトをご参照ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/index.htm

都道府県による授業料減免制度

国の就学支援金制度の他に、都道府県による授業料授業料減免制度があり、上乗せして支援を受けられる場合があります。進学予定の学校に問い合わせるか、インターネットで検索して情報を確認してみましょう。

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